ミニマリストは実は高級思考?安い物は本当にダメなのか考えてみた。

10連休、たくさんお出かけした方も多いみたいですね。

昨日(5/5)の時点でTwitterの流れが「さて……皆さん、10連休はいかがでしたか?」という雰囲気になっており、いや……特に振り返りたくもまとめたくもないよ……という感じでしたが……。(普通の土日となんら変わりない過ごし方した人)

部屋の模様替えなどしました。机・椅子を横並びに置いたら「オフィスみたいだね」と言われてしまいましたが……。年々物が減っていきます。写真を見るとカーテンすらないのがわかると思います。(目隠しのカフェカーテンは下がっておりますが)ここ、カーテンがあると邪魔になるので机がべったり壁につけて置けないんですよね。一応一つ一つ物が無い事には理由があります。部屋はそんなに広くありませんが物が少ないのでとっても広く見えます。

ミニマリストさんの本を読んだりすると、「物が少なくてもべつにいいんだな」と思えて過剰に買い物することから離れられるので、好きで読んだりしますが、このGWに読んだ本はちょっぴり苦手なタイプの本でした。

「上質な物」を少なく持つ。というタイプの本。

「質素に見えて30万円のコートを買ったがとても上質で価値がある。」「食べ物は自然由来の無添加のものを。」という考え方。このタイプとても多い!

お恥ずかしい事に私にはまだあんまり本物の良さもわかりません。まだ20代なので、これから目が養われていく可能性もありますが。まだ今の私にはそれは、結局贅沢をしたいということではないの?と思えてしまいます。

「これ、安いけど、すごく良いね!」

という物が世の中にはたくさんありますよね。安物買いの銭失いと言う方もいますが、消耗品や壊れてしまうものは痛んだら交換したい。なので安いものがいいと思っています。高いものは「安いものを買ったらやっぱり駄目だった……ここはお金をかけたほうがいいな」と思った時、思った物にだけお金をかけたらいいのではないでしょうか。

安いものを悪く言う人もいますが、その人は本当に安いものを使った事があるのでしょうか。使わなくてもダメかどうかわかる、と思っていると……人が付けた値段に振り回されるのではないでしょうか。

中学の時の美術の先生が、中国でふらりと立ち寄った市場で上質な絵筆を買った。それは10円20円で売っていたけど、毛が抜け落ちることなく、絵の具をよく含み、とても長く使える。という話をしたことがあります。

現在だったら中国製の10円の筆なんて怖くて買う事もできませんよね。でもそれは職人さんが作った本物の品だったのでしょう。先生は実際に現物を見て、価値に気づき、購入したのだと思います。

安いものを使ってみて、ダメだったら「ほら、やっぱりな笑」というだけの話ではないでしょうか。ダメな可能性が高い、という大前提はありつつも、時々好奇心で、試してみてもいいと思います。

ダイソーで和モダンなマグカップを発見しました。もともと似たものを、和雑貨のお店で購入(1500円くらい)とてもお気に入りで、毎日使っていたのですが、割れてしまいました。とてもショックで……

またすぐに割れてしまうかも、と気が小さくなり100円の物を探しました。でも、大きさが変だったり、かわいくなかったりして気にいるものはありませんでした。

もう一度高いほうのマグカップを買うか迷いました。でも、「いつか本当に欲しいマグカップが、欲しい値段で見つかるまで……」とすぐ買うのをやめ、ウィンドウショッピングを続けていました。

そして、3~4か月は経ちましたが、自分の欲しいマグカップが、欲しかった値段(100円)で見つかりました。

すごくスローペースに感じられるかもしれません。お金を出して、ネットで調べれば欲しいものが瞬時に見つかる世の中です。でも私たちは本当に瞬時に”欲しいものが欲しい”のでしょうか……

「たまたま出逢った嬉しさ」というものも人間は結構好きだと思います。その物自体が本当に欲しかったわけではないですよね。一度も頭に思い描いてないものが、目にした瞬間欲しくなったりもしますから。前々から「ああ、こんなものがあったらいいのに……」と思っていた物だけを買っているわけではありません。

タイミングというものも大事で、その人にとって必要なタイミングがあります。

この、流れに任せて、偶然という風に乗せられて物がやってくるのが私は大好きです。

あれこれ欲しくなってしまう、物を買いすぎてしまう人は一度この流れの事を意識すると、不思議な物を感じられるかもしれません。

時差があるほうが、面白い事もあるのです。

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