3名の夢の問い合わせ

7月もいろんなお問い合わせがありました。

先月漫画のお手伝いをサービス化していきたい、と書いた事でさっそく個人の方からお問い合わせが来た

とある漫画雑誌に投稿したいが、絵を練習していると時間がかかるので作画してほしいという依頼でした。このような個人の依頼ははじめてで、いろいろと話し合ったのですが、

合作で漫画雑誌へ投稿した場合、著作権の所在もはっきりさせなくてはならず、もし投稿した作品が雑誌の目に留まった場合連載になってしまいます。

しかし、私が普段提示している1P16000~30000円という価格は、「広告」での漫画制作費であり、雑誌に作品漫画を描いた場合にもらえる原稿料はこれより少ないという噂をうかがっていました。

そこで、連載を続けるには収支がマイナスになってしまうけれど、本当に良いのか。その方の目的が、「人を楽しませたい」でしたから、まずは出版関係ではなく、気軽にネット上で漫画を読んでもらえるサービスに漫画を投稿した方がいいのではないか、と提案しました。

Twitterでご縁を頂き、フルパーセント https://fullpercent.net/ というサイトを見かけた事があります。正直、アマチュアの、絵の拙い方でも自分なりに投稿されているのです。

ここを教えたとき、やはり憧れの雑誌にいきなり投稿するのはハードルが高かった。まずはここに投稿してみる、という話に落ち着きました。

では、まず4コマを一本だけ制作してみましょう。と話をすすめるものの、膨大なキャラクター設定と、長いストーリーが送られてきてしまいます……

24Pの漫画でも、表現できるのは小説のショートショートくらいだったりします。なので、もし送られてきた内容を漫画化するなら、何話何十ページも制作することが必要になってきます。

企業でもない個人の方に3~40万円請求してそれに見合った働きができるのか。不安がありました。本当にお客様にメリットがなければ絵を売りつけることはできません。

以前に企画性・計画性のない発注を鵜呑みにして取り掛かり、料金の滞納や未払いも経験しているからです。諸々不安な点をお伝えして、この件は漫画制作を辞退させて頂くことに落ち着きました。

企業漫画と違い、自分の作品・自分の漫画は 多少時間はかかっても、 自分自身で描くべきものかもしれませんね。

続いて来たお問い合わせは、小説家志望の方から

今回は漫画家さん志望ではなく、小説家志望の方からお問い合わせがありました。小説の表紙を描いてほしい、ということで、この件は実際に制作する方向で話を進める事ができています。

ところが、単に小説の絵だけがほしいというよりも、いろいろブランクがあり小説書きを再開したところだけれど、世の中に作品を出していく方法をご存知ないようでした。

東京の出版社まで自費出版について聞きにいき、電子書籍は50万円、紙の本にして本屋に並べるなら100万円といわれたそうです。それでも、その方はやってみようという意気込みでした。

しかし、形にはなるものの売れるかどうか、それがきっかけでデビューできるかどうかは全く保証が無い世界です。

実は私のまわりにも小説家志望の者がいて、そういう方もやはりこの値段を聞いて、自費出版は難しいと考え、

コミティア https://www.comitia.co.jp/  や、

文芸フリマ https://bunfree.net/  という

イベントで少部数の同人誌を作り、販売するところから始める方が多かったです。なので、この情報をお伝えしたところ、ものすごく興味を持って頂くことができ、秋には一度観に行ってみる!というお話になりました。

お仕事とともに、いい情報をシェアするきっかけになり本当に良かったです。

お笑い芸人に憧れる方からお悩み相談が来た

……なんかどんどんイラストと離れてきていますね笑

夢山イラストには何故かこんな相談も来てしまいます。その方はおしゃべりを仕事にしたいと考えていて、トークイベントを計画しているものの一度失敗したり、次のイベントをどうしたらよいかわからず悩んでいました。

Twitterをみていて「漫画家さん?!」面白そう!と思って頂いたり、過去の経歴などを見て頂いていろいろな点で興味がわき、おしゃべりに来てくれるのですが、「フリーランスとして自分の好きなことを仕事にできている」というのが何より珍しく、とにかく話を聞いてみたくなるようです。

その方は私以外にも、とてもセレブリティな生活をされている起業家の方に話を聞きに行ったり…いろいろされているようで、いろんな方にアドバイスを頂くようでその時のメモなども見せて頂いたのですが……

みんな、「自分が成功するために使った考え方」のようなものを無理やり押し付けてしまっている印象がしました。図をみると自己啓発の系統の考えだということはすぐにわかりましたし、私も好きで自己啓発の本を読んだりオンラインサロンでの知識もあるのでよくわかるのですが、現状の不安が多い中考える段階の物ではなく、今がむしゃらに考えても混乱するばかりで、もっと噛み砕いた説明が必要な感じがしました。

現にその方はとても疲れ、でも、結果を出したいという焦りのようなものを感じていました。

イベントに関してはこういうふうにテーマや目的をきめて人を集めた方がいいだろう、というお話や、準備が大切だという具体的お話ももちろんしましたが、

それをいつまでにやらなくてはいけないという自分のノルマや期限が迫っているのか?と確認しました。

すると、その方にはとくに期限はありませんでした。

もう少し、ゆっくりと、やっていけばいいのではないか。まだ何もやったことがないのにいろんな人に会いに行き、いろんなイベントに参加し、自分でもイベントを企画し、それを毎週毎週……その方は会社員ですから、休日返上でやっているわけで、少々ペースが速すぎるのではないかとお伝えしました。

三か月くらい寝てて、それからやっても遅くないよ!とまでいいました笑

すると、「実は最近あまり眠れてなくて……」と口を開きました。

やはり……。

私は子供と一緒に9時に寝ていますよ。というお話をしたら、日ごろ忙しそうな印象をうけていたそうで、こちらもびっくりされました。

しっかり睡眠がとれていると、早起きできる日もでてきます。

そんなときに、活動をしたらいいです。

頑張る→疲れる→休む→頑張る

ではなく、

休む→力が湧く→頑張る→疲れる→休む→力が湧く

というサイクルであることを伝えました。

エネルギーがたまる前にスタートが速すぎると、ガス欠で元気がマイナスになってしまいます。自分のエネルギーがプラスになったとき、ゼロまで使い、またプラスにしてから使う。そうしていくのが頑張り続けるコツかなと思っています。

この方もお話したらとても心が軽くなった、今日は話をしにきて本当に良かった、と笑顔で帰っていきました。

お悩み相談が頻繁になってる?

去年からここ一年くらい、本当にこういった、「イラストを作るため」以外のご相談をうけます。なんとなく、相手が相談事をしたくなるような人相や話し方をしてしまうようです。しかも、スケジュールさえ空いていれば、とことんそういった人のお悩みに付き合ってしまいます。ここのところその頻度が上がってきていて、たくさんの人の悩みに対して「絵で解決できること」の方が少ないと感じています。

それよりも私の実体験、膨大な本での知識、自分の見てきた周りの人のいろいろな人生のパターン、ネットを活用した情報収集の仕方などが大変重宝され、人の負を解消しています。

Twitterを少し開いただけでも目にする多くの悩み

私は人の悩みに感情移入してしまいやすいです。私にはいろいろな実体験があり、「ああ、まさに過去のあのときの自分」と感じ、そのときの記憶がよみがえりなんとかしてあげたい!と親身になってしまいます。

でもその人にも自分のペースがあり、直接いきなりアドバイスしても「何のことやら……?」と思われるか、「考えを押し付けるな!!」と思われるのがいいところでしょう。

そもそも、「悩んでいる」「苦しい」とは言いながらも、「自分を変えたい」とは思っていない人も大多数なのです。

「変わりたい!」と思ったとき、人間は動きます。

そうした、動き出した人とお話をすると、とても話を吸収してもらえます。私自身も、読むべきタイミングで読んだ本もたくさんあります。

こういう話はあまりTwitterで流すのも向いていないと思います。

ですが、そういった方が読みたいとき読みたいペースで読めるような、心が軽くなるような「ブログ」の方で少しずつ書けていけたらな、と思っています。

そしてまた、ご縁のある方とお話をして、自分の勉強したことを役立てて、またいろいろなことを勉強する。それが自分の幸せだと……今はそう思います。

基本的に、自分の周りの人、自分とかかわった人にはみんなに幸せになってもらいたいと思っています。

ちょっとくさいセリフですね。でもうちの母も人に対してそんなことは全く思わないと言っていましたし、ちょっとこのあたりの根本的なところが変わっているのかもしれません。

小さいころからイラストで人を笑顔にしたいと思っていたけれど、イラスト以外に文章やお話でも人を笑顔にできるなら、それももちろんやっていきたいということです。

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